オーケストラがやって来た 山本 直純 実業之日本社
きょうは部屋の掃除をしていたら偶然この本が目に留まり、一気に読みました。
山本 直純氏のことはTVの他にも音楽関係の方から色々聴いていて、音楽家としても人間としても素晴らしい方だと思っていました。
人間としての魅力が感じられる素敵な本で、気持ちが暖かくなりました。
眩人 松本清張 中公文庫
この作品は単行本で発売されてすぐに読み、面白いと思いましたが、いかんせん宗教、歴史に疎く、未消化の状態でそのまま放置していました。
その後、空海や奈良の歴史に関心を持つようになり、30年振りに再び読み直しました(今回は文庫本)。
今、読み直しますと小説としてはやや荒削りの感も有りますが、日本に伝来された仏教がどのような過程を経て来たのかを知る上で貴重な作品です。
当時の中国では道教以外に、ゾロアスター教、ユダヤ教、仏教、キリスト教(景教)、マニ教、イスラム教など様々な宗教がそれぞれの地域部族の言葉、習慣によって変化し、東西の交易を経て伝わっていたのではないかと想像します。
著者は玄纊を権力欲の強い詐欺師、色事師のように著していますが、これは権力、宗教嫌いの著者が大衆受けを狙ったストーリーにしたもので、私には空海の先達と言っても過言では無いくらいの優れた宗教者のように思えます。
筋肉革命 人生を楽しむ体のつくり方 石井 直方 講談社
前回読みました痩筋力―確実にやせる筋トレ術 (学研新書) [新書]に続いて、新しい石井 直方氏の本を読みました。
今回の特徴はダイエットやメタボ予防としてのスロトレから「人生を長く楽しむ」手段としてのスロトレの提案で、足腰や体幹の正しい筋肉の鍛え方を具体的に教えてくれています。
これでまた注意点に気を付けてトレーニングしていきたいと思います。
良寛の詩歌百選 谷川 敏朗 新潟日報事業所
「手塚治虫のブッダ展」 特別展 東京国立博物館 本館 特別5室
6月6日 東京に行きました。
これは国立西洋美術館のレンブラント 光の探求/闇の誘惑
これも関心が有りますが、今回はパス。
東京国立博物館に来ました。
「手塚治虫のブッダ展」と「写楽」を催しています。
本館です。
午前中は「手塚治虫のブッダ展」を鑑賞しました。
手塚治虫の「ブッダ」は1972年〜83年(彼が43~55歳)にかけて「希望の友」、「少年ワールド」、「コミックトム」と描きつがれました。
作品はブッダの生涯での彼の生命観、宇宙観を表すもので、中断された「火の鳥」のバリエーションとも言えます。
この特別展では手塚治虫の原画とその時代の仏像などを並べて展示して彼の創作過程などを想像することができます。
手塚ワールド、仏教の入門編として面白い企画だと思います。
手塚治虫漫画全集 ブッダ 10~14 講談社
ブッダ(11) (手塚治虫漫画全集 (297))信者が増え、更に修行を続ける。
ブッダ(12) (手塚治虫漫画全集 (298))修行の地、竹林精舎を出てコーサラ国へ。
ブッダ(13) (手塚治虫漫画全集 (299))祇園精舎で説法をするブッダ。
ブッダ(14) <完> (手塚治虫漫画全集 (300))シャカ族の滅亡、そして涅槃にはいるブッダ。完結です。
手塚治虫漫画全集 ブッダ 5~9 講談社
昨日の続きです。
ブッダ(6) (手塚治虫漫画全集 (292))
予知能力を発揮するアッサジ。
ブッダ(7) (手塚治虫漫画全集 (293))
奴隷の娘を母として生まれたビドーダバ王子。
ブッダ(8) (手塚治虫漫画全集 (294))
目覚めたシッダルタ。成長したダイバダッタ。
ブッダ(9) (手塚治虫漫画全集 (295))
悟りを開きブッダ(目覚めた人)となったシッダルタ。
続きます。