カラスはどれほど賢いか
唐沢 孝一
集団で近くにいるので可愛い野鳥は近付けません。
プランターのブルーベリーを食べたり、朝の出勤時には道路に置いて有るゴミ袋を引き摺ったりして憎たらしい存在です。
この本は観察や実験などによるカラスのレポートです。
日本で見られるカラスは嘴(くちばし)が太くやや澄んだ声でカァーと鳴くハシブトガラスと嘴が細くやや濁った声でグァーと鳴くハシボソガラスの2種類がいます。
ハシブト(Jungle Crow)は元々南方系で森林などに生息、ハシボソ(Carrion crow)は北方系で草原などの見通しの良い環境をすみかとしていました。
日本ではこの2種が生息場所を微妙に分けていて、森にはハシブト、田園地帯にはハシボソ、そして都市ではハシブトが優先している(林立するビル群をかってのジャングルに見立てているらしい)。
この本を読んで私もカラスに関心を持ち始めました♬