いろあわせ―摺師安次郎人情暦 (角川時代小説倶楽部) 梶 よう子


私の大好きな神田明神下周辺の人情話、ということで読みました。
江戸時代の下町情景を、摺り師という職人の長屋生活を舞台に活き活きと表しています。
第一話から五話まで「摺り」の技法に合わせた物語の作り方も素晴らしいです。