沙門空海唐の国にて鬼と宴す〈巻ノ1〜4〉 夢枕 獏 徳間文庫



沙門空海唐の国にて鬼と宴す〈巻ノ2〉 (徳間文庫)
沙門空海唐の国にて鬼と宴す〈巻ノ3〉 (徳間文庫)
沙門空海唐の国にて鬼と宴す〈巻ノ4〉 (徳間文庫)
3月16日に書店でこの本を見付けて、今やっと読み終わりました。とっても面白かったです\(^O^)/
空海密教を求めて入唐して帰国するまでの物語ですが、唐の歴史、長安の街、混在する宗教(仏教、道教拝火教景教)、そして登場する人たちが橘逸勢李白、白楽天、柳宗元など多彩な顔ぶれ、以前、半村良の「妖星伝」を読んだときのわくわく感を持ちました。
楽しいだけでなく、裏付けもしっかりしていて密教の経典や修行法などもきちんと押さえて有ります。
それぞれの巻に付いている対談、解説、後書きも面白く、特に2巻の岡本光平氏(書家)の書家としての空海の話は良かったです。
どうも空海は私のライフワークになりそうです(^_^)